『ミニオンズフィーバー』を見たあとに、あの明るい曲は何だったのか、サントラにはどの曲が入っているのか、原曲とカバーの違いはあるのかと気になった人は多いはずです。
本作の音楽は、単なる子ども向け映画のにぎやかなBGMではなく、1970年代のポップ、ファンク、ソウル、ロック、ボサノバなどを現代のアーティストが再解釈した、かなり贅沢なサウンドトラックとして楽しめます。
ダイアナ・ロスとテーム・インパラの新曲、セイント・ヴィンセントやフィービー・ブリッジャーズによる名曲カバー、ミニオンたちが歌うユーモラスなナンバー、ヘイター・ペレイラによる劇伴まで、映画のハチャメチャな展開を音楽面から支える仕掛けが詰まっています。
ここでは、公式サウンドトラックに収録された劇中歌と音楽を中心に、どの曲から聴くと作品の魅力がわかりやすいのか、原曲を知らない人はどこに注目すればよいのか、親子や洋楽初心者でも楽しみやすい聞き方は何かをまとめます。
ミニオンズフィーバーの劇中歌と音楽まとめ

『ミニオンズフィーバー』の劇中歌をまとめて知りたい人は、まず公式サウンドトラックの中心曲から押さえると全体像がつかみやすくなります。
日本盤CDの曲目はUniversal Music Japanのサウンドトラックページで確認でき、ダイアナ・ロス、テーム・インパラ、ブリタニー・ハワード、セイント・ヴィンセント、ブロックハンプトン、カリ・ウチス、サンダーキャット、フィービー・ブリッジャーズなど多彩な名前が並びます。
ここでは曲名をただ並べるだけでなく、映画の世界観との相性、原曲を知らない人でも楽しめるポイント、再生する順番の考え方まで含めて、代表的な楽曲をわかりやすく整理します。
Turn Up The Sunshine
『ミニオンズフィーバー』の音楽を語るうえで最初に押さえたいのが、ダイアナ・ロスとテーム・インパラによる「Turn Up The Sunshine」です。
この曲は往年の名曲カバーではなく本作のために用意されたオリジナル曲で、晴れやかなコーラス、弾むリズム、少しレトロな質感が合わさり、映画全体の明るく前向きなトーンを象徴する入口になっています。
ダイアナ・ロスの華やかな歌声には世代を越えて届くポップスの品があり、テーム・インパラ側のサイケデリックで現代的な音作りが加わることで、懐かしさだけに寄らない新鮮なサントラ曲として成立しています。
映画を見たあとに一曲だけ聴き直すなら、この曲から入ると作品の高揚感を思い出しやすく、子どもには楽しいダンス曲として、大人には70年代風ポップを現代に翻訳した曲として楽しめます。
注意したいのは、歌詞の細部を追うよりも、太陽、祝祭、前進感を思わせる音の明るさを味わうほうが、この曲の役割を理解しやすいという点です。
Shining Star
ブリタニー・ハワードとヴァーダイン・ホワイトによる「Shining Star」は、アース・ウインド・アンド・ファイアーの名曲をもとにした、サウンドトラックの中でもファンク色が濃い一曲です。
原曲が持つグルーヴの強さを残しながら、現代のボーカル表現で厚みを増しているため、子ども向け映画の挿入歌というより、単体で聴いても身体が動くカバーとして楽しめます。
本作は1970年代を背景にした物語なので、こうしたファンクやソウルの響きが入ることで、画面のファッション、色使い、悪党チームの派手さと音楽が自然につながります。
原曲を知っている人はアレンジの違いを聴き比べると面白く、原曲を知らない人はベースの躍動感、ブラス感のある華やかさ、掛け声のように広がるボーカルに注目すると魅力が見えてきます。
明るい曲調ではありますが、ただ陽気なだけでなく、登場人物が自分らしく輝こうとする雰囲気にも合うため、グルーの背伸びした野望やミニオンたちの無邪気な行動を支える音としても聴けます。
Funkytown
セイント・ヴィンセントが歌う「Funkytown」は、リップス・インクのディスコ曲をクールに再構成したカバーで、サントラの中でも耳に残りやすい曲です。
原曲はディスコ時代のきらびやかな定番曲として知られていますが、本作版ではセイント・ヴィンセントらしい少し尖った質感が加わり、ただ懐かしいだけではない不思議な都会感が生まれています。
『ミニオンズフィーバー』には悪党、変装、カンフー、派手な移動、予想外の失敗といったコミカルな見せ場が多く、ディスコ的な推進力はそうした画面のスピード感と相性がよいです。
この曲を聴くときは、メロディのキャッチーさだけでなく、少し機械的で反復的なリズムがミニオンたちの集団行動の可笑しさと重なる点に注目すると、映画音楽としての使われ方を想像しやすくなります。
派手な曲が苦手な人でも、サウンドトラック全体のレトロな色を理解するうえでは外せない一曲なので、まず短く試聴してから原曲へ進むと違いがわかりやすくなります。
Hollywood Swinging
ブロックハンプトンによる「Hollywood Swinging」は、クール&ザ・ギャングの原曲をベースにしたカバーで、タイトルどおりハリウッド的な浮かれた空気をまとった曲です。
本作は少年グルーが大悪党を目指す物語なので、成功への憧れ、都会への高揚、派手な場所に飛び込むワクワク感を表す音楽があると、コメディでありながら冒険のスケールが広がります。
ブロックハンプトン版はヒップホップ以降の感覚もにじむため、70年代の名曲をそのまま再現するのではなく、現代の若いリスナーにも届くようにテンポ感や声の重ね方が調整されています。
この曲は、ミニオンたちの無計画な行動やグルーの背伸びしたかっこよさを、少しおしゃれに見せる効果があるため、映画を思い出しながら聴くと映像のテンションまでよみがえります。
原曲のノリを知っている人は、カバー版の軽さやラフさを比べると楽しめますし、初めて聴く人はサビの開放感とリズムの跳ね方を手がかりにすると印象に残りやすいです。
Desafinado
カリ・ウチスによる「Desafinado」は、ボサノバの名曲を取り上げたカバーで、サントラの中に柔らかな休憩時間のような空気を作っています。
ファンクやディスコの曲が続くとサウンドトラックは勢い一辺倒になりやすいですが、この曲が入ることで、南国的な軽さ、少し気だるいムード、ユーモアを含んだ大人っぽさが加わります。
『ミニオンズフィーバー』は子どもが楽しめるテンポを持ちながら、大人が聴くと時代性や音楽史の引用に気づける作りになっており、「Desafinado」はその奥行きを感じやすい一曲です。
カリ・ウチスの歌声は甘く滑らかで、ミニオンたちの騒がしさとは対照的に、映画の中の混乱を少し引いた視点から眺めるような余裕を与えてくれます。
派手な代表曲だけを追っていると見落としやすい曲ですが、サントラをアルバムとして通して聴くなら、強い曲と強い曲の間にある表情の変化を支える重要な存在として覚えておきたいです。
Bang Bang
「Bang Bang」はキャロライン・ポラチェック版とG.E.M.版の二つがサウンドトラックに収録されているため、曲名だけで探すと迷いやすい一曲です。
どちらもシェールで知られる楽曲をもとにしていますが、キャロライン・ポラチェック版は幻想的でひんやりした質感があり、G.E.M.版は別の角度からドラマ性を引き出す形で聴こえます。
同じ曲を複数のアーティストが歌うと、メロディは似ていても、声の温度、リズムの置き方、余白の作り方によってまったく違う印象になることがわかります。
映画の世界では悪党らしさや危うさもコミカルに処理されますが、「Bang Bang」のように少し影のある曲が入ることで、サントラ全体が明るいだけの作品にならず、ドラマの振れ幅を持てます。
探すときはアーティスト名まで一緒に確認すると誤再生を避けやすく、サブスクで聴く場合も曲名だけではなくアルバム名が『Minions: The Rise of Gru』になっているかを見ると安心です。
Goodbye To Love
フィービー・ブリッジャーズによる「Goodbye To Love」は、カーペンターズの名曲を現代的な感性で包み直した、しっとり聴けるカバーです。
『ミニオンズフィーバー』は笑いとアクションの印象が強い作品ですが、サントラにはこうした切なさを帯びた曲も入っており、アルバム全体で聴くと感情の流れに深みが生まれます。
フィービー・ブリッジャーズの歌声は繊細で、原曲が持つメロディの美しさを残しつつ、現代のインディーポップらしい静けさや孤独感を感じさせます。
子どもと一緒に映画を見た人には少し大人向けに感じられるかもしれませんが、サウンドトラックを音楽作品として楽しみたい人にとっては、派手な曲だけではない完成度を確認できる重要な曲です。
元気な曲を求めていると最初は意外に思うかもしれませんが、映画音楽には笑いの場面を直接なぞるだけでなく、物語の背景にある気分を広げる役割もあると考えると納得しやすいです。
Cecilia
ザ・ミニオンズによる「Cecilia」は、サイモン&ガーファンクルの楽曲をミニオンたちらしい声とノリで楽しませる、作品ならではのユーモラスなカバーです。
ミニオンたちの歌は発音や言葉の意味を細かく追うよりも、声の表情、掛け合いのリズム、合唱の勢いそのものを楽しむタイプの音楽です。
サウンドトラックには有名アーティストの本格的なカバーが並びますが、この曲があることで、映画の主役はあくまでミニオンたちであるという遊び心が戻ってきます。
大人が聴くと原曲とのギャップに笑えますし、子どもが聴くと意味がわからなくても一緒に口ずさみたくなるため、家庭で再生したときにもっとも作品らしさを共有しやすい曲といえます。
音楽的な完成度だけで比べるよりも、映画のキャラクターソングとしてどれだけ場を明るくするかで見ると、この曲の存在価値がはっきりします。
サントラ全曲を一覧で見比べる

代表曲だけでなく、収録曲を一気に確認したい人は、曲名、アーティスト、原曲の関係を分けて見ると混乱しにくくなります。
『ミニオンズフィーバー』のサントラは、現代アーティストによる70年代前後の名曲カバーを中心に、オリジナル曲、ミニオン歌唱、RZAの楽曲、ヘイター・ペレイラのスコアが加わる構成です。
ここでは全曲表、原曲を知るメリット、最初に聴く順番の目安を整理し、映画を見返す前にも音楽だけ楽しみたいときにも使いやすい形にまとめます。
全収録曲
公式サウンドトラックの曲目を一覧にすると、単に有名曲を集めたコンピレーションではなく、明るい曲、渋い曲、切ない曲、キャラクター色の強い曲がバランスよく配置されていることがわかります。
全曲を一度に見ておくと、映画館や配信で気になった曲を探すときに、邦題だけでなく英題やアーティスト名からもたどれるようになります。
| 番号 | 曲名 | アーティスト | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 1 | Turn Up The Sunshine | Diana Ross, Tame Impala | 明るい主題感 |
| 2 | Shining Star | Brittany Howard, Verdine White | ファンク |
| 3 | Funkytown | St. Vincent | ディスコ |
| 4 | Hollywood Swinging | BROCKHAMPTON | 都会的 |
| 5 | Desafinado | Kali Uchis | ボサノバ |
| 6 | Bang Bang | Caroline Polacheck | 幻想的 |
| 7 | Fly Like An Eagle | Thundercat | 浮遊感 |
| 8 | Goodbye To Love | Phoebe Bridgers | 切ない |
| 9 | Instant Karma! | Bleachers | ロック |
| 10 | You’re No Good | Weyes Blood | 大人向け |
| 11 | Vehicle | Gary Clark Jr. | ブルージー |
| 12 | Dance To The Music | H.E.R. | ソウル |
| 13 | Black Magic Woman | Tierra Whack | 妖しさ |
| 14 | Cool | Verdine White | グルーヴ |
| 15 | Born To Be Alive | Jackson Wang | ダンス感 |
| 16 | Cecilia | The Minions | キャラクター色 |
| 17 | Bang Bang | G.E.M. | 別アレンジ |
| 18 | Kung Fu Suite | RZA | カンフー感 |
| 19 | Score Suite | Heitor Pereira | 劇伴 |
表で見ると、序盤は明るく踊れる曲が続き、中盤からしっとりした曲や癖のある曲が入り、終盤でキャラクター性と劇伴へ戻る流れになっているため、アルバムとして通して聴く価値があります。
原曲の存在
『ミニオンズフィーバー』の音楽が面白いのは、現代のアーティストが過去の名曲をただ再録するのではなく、映画の時代設定やキャラクターのテンションに合うように表情を変えている点です。
「Shining Star」「Funkytown」「Hollywood Swinging」「Goodbye To Love」などは原曲の知名度が高く、親世代や音楽好きの大人にとっては懐かしさを感じやすい選曲です。
一方で、原曲を知らない子どもや若いリスナーにとっては、カバー版が最初の出会いになるため、映画サントラが古い曲への入口になるという楽しみ方もできます。
原曲を後から聴くと、テンポ、楽器の質感、ボーカルのニュアンス、ミックスの迫力が違うことに気づき、同じメロディでも時代や歌い手で印象が大きく変わることがわかります。
注意点として、配信サービスでは原曲、別カバー、ライブ版、リマスター版が同時に表示されることがあるため、映画版を探すときはアルバム名とアーティスト名を一緒に確認するのが確実です。
最初に聴く順番
サントラ全曲をいきなり通して聴くのも楽しいですが、映画で気になった雰囲気から入るなら、目的別に順番を変えると自分に合う曲を見つけやすくなります。
明るさを求める人と、原曲カバーを味わいたい人と、ミニオンらしい笑いを楽しみたい人では、最初に再生すべき曲が少し変わります。
- 明るく入りたい人はTurn Up The Sunshine
- 踊れる曲から入りたい人はFunkytown
- 名曲カバーを味わいたい人はShining Star
- しっとり聴きたい人はGoodbye To Love
- 子どもと楽しむ人はCecilia
- 映画の劇伴を確認したい人はScore Suite
迷った場合は、まず「Turn Up The Sunshine」から始めて、次に「Shining Star」と「Funkytown」を聴き、最後に「Cecilia」と「Score Suite」で映画らしさに戻る流れにすると、サントラの幅を短時間で体験できます。
音楽が物語を盛り上げる理由

『ミニオンズフィーバー』の楽曲は、単に場面をにぎやかにするためだけに選ばれているわけではありません。
1970年代という時代背景、少年グルーが悪党に憧れる物語、ミニオンたちの無邪気な暴走、カンフーや追跡劇のコミカルな動きが、音楽のジャンルやテンポと結びついています。
ここでは、なぜこのサントラが映画に合っているのかを、時代感、テンポ、スコアの役割という三つの視点で掘り下げます。
1970年代の空気
本作のサントラに70年代のポップ、ファンク、ソウル、ディスコの要素が多いのは、物語の時代背景と観客の気分を自然につなぐためです。
衣装や車や街並みだけで時代を見せることもできますが、音楽が鳴ると観客は説明を読まなくても、その時代らしい派手さ、自由さ、少し大げさな楽しさを体感できます。
| 音楽要素 | 映画での印象 | 代表的な曲 |
|---|---|---|
| ファンク | 身体が動く | Shining Star |
| ディスコ | 都会的で派手 | Funkytown |
| ソウル | 声の熱量が強い | Dance To The Music |
| ボサノバ | 余裕がある | Desafinado |
| ロック | 勢いが出る | Instant Karma! |
子どもは細かな時代性を知らなくてもリズムで楽しめますし、大人は過去の音楽文化を思い出しながら聴けるため、同じ曲が世代ごとに違う楽しみ方を生みます。
この二重の楽しみ方があるからこそ、『ミニオンズフィーバー』の音楽は家族向け映画の枠を越えて、サントラ単体でも話題にしやすい魅力を持っています。
悪党映画のテンポ
『ミニオンズフィーバー』はかわいいキャラクター映画でありながら、物語の根本には悪党への憧れ、盗み、追跡、逃走、師弟関係といった犯罪映画風のモチーフがあります。
もちろん内容は子ども向けにコミカルに処理されていますが、音楽が少し大人っぽく、少し派手で、少し不穏に響くことで、グルーが夢見る悪党世界の魅力が増しています。
- 追いかけっこには速いリズム
- 変装場面には癖のある音色
- 悪党登場には派手なグルーヴ
- 失敗場面には軽い抜け感
- 友情場面には温かい旋律
音楽が常に画面を説明しすぎると笑いが重くなりますが、本作ではリズムの勢いで場面を前へ押し出し、細かなギャグをテンポよく見せる効果が目立ちます。
そのためサントラを聴き直すと、曲そのものの良さだけでなく、場面転換の速さやミニオンたちの動きの可笑しさを支える音の役割にも気づきやすくなります。
スコアの支え
サウンドトラックでは有名アーティストの歌ものに注目が集まりやすいですが、映画を一本の物語として支えているのはヘイター・ペレイラによるスコアの存在です。
スコアは登場人物の感情やアクションの細かな変化に合わせて鳴る音楽で、歌もののように一曲単位で目立つ場面ばかりではありませんが、映画のリズムを整える重要な役割を担います。
| 種類 | 役割 | 探し方 |
|---|---|---|
| 劇中歌 | 印象を強く残す | 曲名で検索 |
| カバー曲 | 時代感を出す | 原曲名も確認 |
| キャラクター曲 | 笑いを生む | The Minionsで探す |
| スコア | 物語をつなぐ | Heitor Pereiraで探す |
スコアを意識して聴くと、ミニオンたちの動きに合わせた細かな音の跳ね方や、グルーの不安と期待を支える旋律の変化が見えやすくなります。
映画の余韻を味わうなら歌ものだけでも十分ですが、作品の作り込みを感じたい人は最後の「Score Suite」まで聴くことで、音楽面の完成度をより深く理解できます。
サントラを楽しむ聞き方

『ミニオンズフィーバー』の音楽は、映画を見た直後に気分を思い出すためにも、親子で楽しく流すためにも、洋楽や古い名曲への入口としても使えます。
ただし、収録曲の幅が広いぶん、聴く人の年齢や目的によって刺さる曲が変わるため、場面に合わせた聞き方を知っておくと満足度が上がります。
ここでは、親子で聴く場合、大人が音楽作品として聴く場合、配信で探す場合の三つに分けて、失敗しにくい楽しみ方を紹介します。
親子で楽しむ
親子で聴くなら、まず歌詞の意味や原曲情報を細かく説明するよりも、リズムに乗れる曲やミニオンらしい声が入る曲から選ぶのがおすすめです。
「Turn Up The Sunshine」や「Cecilia」は、明るさやキャラクター性が伝わりやすく、映画を見た子どもが場面を思い出しながら楽しみやすい曲です。
一方で、「Goodbye To Love」や「Bang Bang」のような曲は少し大人っぽい雰囲気があるため、家庭で流すときは再生順を工夫すると全体の印象が重くなりません。
たとえば最初に明るい曲を流し、途中で落ち着いた曲を挟み、最後にミニオン歌唱の曲へ戻ると、子どもが飽きにくく、大人もサントラの幅を感じられます。
親子で楽しむ目的なら、正確な曲名を覚えることよりも、どの曲で踊りたくなるか、どの曲で映画のどんな場面を思い出すかを会話にするほうが自然です。
洋楽入門に使う
『ミニオンズフィーバー』のサントラは、古い洋楽をいきなり年代順に学ぶよりも、映画をきっかけに名曲へ触れられる点で洋楽入門に向いています。
現代アーティストによるカバーを先に聴いてから原曲へ進むと、サウンドの違いを比べやすく、ファンク、ソウル、ディスコ、ロック、ボサノバというジャンルの雰囲気もつかみやすくなります。
| 入口 | 次に聴きたい方向 | 向いている人 |
|---|---|---|
| Shining Star | ファンクやソウル | 踊れる曲が好き |
| Funkytown | ディスコ | 派手な曲が好き |
| Desafinado | ボサノバ | 落ち着いた曲が好き |
| Goodbye To Love | 70年代ポップ | メロディ重視 |
| Instant Karma! | クラシックロック | 勢い重視 |
映画サントラから原曲へ進むと、勉強というより宝探しに近い感覚で聴けるため、洋楽に苦手意識がある人でも入りやすいです。
ただし、カバー版と原曲は音の作りが違うため、どちらが上かを決めるよりも、映画に合うアレンジと時代を映す原曲という二つの役割で比べると楽しみが広がります。
配信で探す
配信サービスで『ミニオンズフィーバー』の曲を探すときは、日本語の邦題、英語タイトル、アーティスト名、アルバム名のどれで検索するかによって見つかりやすさが変わります。
特に「Bang Bang」のように同名曲や別バージョンが多い曲は、曲名だけで検索すると映画版ではない音源が表示されることがあるため注意が必要です。
- 英題と映画名を一緒に検索する
- アルバム名を確認する
- アーティスト名を添える
- 原曲とカバーを混同しない
- プレイリスト名だけで判断しない
公式サントラとしてまとめて聴きたい場合は、アルバム単位で再生してから気に入った曲をお気に入り登録すると、別音源を混ぜずに整理できます。
また、映画の予告やSNSで話題になった曲が必ずしも公式サントラ本編に入っているとは限らないため、気になった曲が見つからないときは予告用音源や関連シングルの可能性も考えると探しやすくなります。
間違えやすい曲の見分け方

『ミニオンズフィーバー』の音楽を調べていると、劇中歌、予告で使われた曲、公式サントラ曲、スコア、原曲、カバー版が混ざって表示されることがあります。
検索結果だけを見ると似たような情報が並ぶため、どれが映画で聴いた音なのか、どれがサントラ収録版なのかを見分ける視点があると便利です。
ここでは、特に混同しやすい予告曲との違い、劇中歌とスコアの違い、日本語表記の揺れについて整理します。
予告曲との違い
映画音楽を探すときに多い失敗が、予告編やプロモーションで印象に残った曲を本編サントラ曲だと思い込んでしまうことです。
予告用の音楽は映画の宣伝効果を高めるために使われることがあり、本編や公式サウンドトラックの収録曲と完全に一致しない場合があります。
| 種類 | 使われ方 | 確認方法 |
|---|---|---|
| 本編劇中歌 | 映画内で流れる | 場面を確認 |
| 予告曲 | 宣伝映像で流れる | 予告名を確認 |
| 公式サントラ曲 | アルバム収録 | 曲目を確認 |
| 関連シングル | 話題化に使われる | 配信元を確認 |
たとえばSNSで話題になった曲や予告関連の音源を探している場合、公式サントラの曲目に見当たらないことがあり、その場合は映画タイトルだけでなく曲名やアーティスト名を別に調べる必要があります。
確実にサントラ収録曲を知りたいなら、まず公式の曲目一覧を確認し、そこにない曲は予告曲、プロモーション曲、別作品の曲である可能性を切り分けると混乱しにくいです。
劇中歌とスコア
劇中歌とスコアはどちらも映画の音楽ですが、探し方も聴こえ方も違うため、同じものとして扱うと目当ての曲にたどり着きにくくなります。
劇中歌は歌声や有名メロディが目立つため記憶に残りやすく、曲名検索でも見つけやすい一方、スコアは場面の動きや感情に寄り添うため、曲名ではなく作曲家名やサウンドトラック内のスコア表記から探すことが多いです。
- 歌がある曲は劇中歌として探す
- 場面の背景音はスコアとして探す
- 作曲家名はHeitor Pereiraで確認する
- 歌ものだけで映画音楽全体を判断しない
- 印象的な旋律はScore Suiteに含まれる可能性がある
『ミニオンズフィーバー』では有名アーティストの歌ものが強く目立ちますが、アクションや笑いのテンポを支えるスコアがあるからこそ、曲が場面から浮かずに機能します。
映画を見返すときは、歌が流れていない場面の音にも耳を向けると、ミニオンの動きに合わせた小さな音や、グルーの気持ちを支える旋律の変化に気づけます。
日本語表記の揺れ
サントラ曲を検索するときは、日本語の邦題と英題が混在するため、同じ曲なのに別の曲のように見えることがあります。
「ターン・アップ・ザ・サンシャイン」と「Turn Up The Sunshine」、「愛にさよならを」と「Goodbye To Love」のように、表記が変わるだけで検索結果の見え方が大きく変わります。
| 邦題の例 | 英題の例 | 探すコツ |
|---|---|---|
| ターン・アップ・ザ・サンシャイン | Turn Up The Sunshine | 英題も使う |
| ファンキータウン | Funkytown | 一語で検索 |
| 愛にさよならを | Goodbye To Love | 原題を確認 |
| いとしのセシリア | Cecilia | The Minionsを添える |
| カン・フー・スイート | Kung Fu Suite | RZAを添える |
また、アーティスト名も日本語表記と英語表記で揺れるため、フィービー・ブリッジャーズ、Phoebe Bridgers、セイント・ヴィンセント、St. Vincentのように両方を知っておくと便利です。
見つからないときは、邦題だけで粘るよりも、映画の英題である「Minions: The Rise of Gru」と曲の英題を組み合わせると、サントラ版へ近づきやすくなります。
ミニオンズフィーバーの音楽は名曲カバーから楽しむと深く味わえる
『ミニオンズフィーバー』の劇中歌と音楽は、明るいキャラクター映画のサントラでありながら、70年代前後の名曲を現代のアーティストがカバーするという音楽的な楽しみを持っています。
まずは「Turn Up The Sunshine」「Shining Star」「Funkytown」「Cecilia」あたりから聴くと、作品の陽気さ、時代感、踊れる楽しさ、ミニオンらしい笑いを短時間でつかめます。
さらに深く楽しみたい人は、「Goodbye To Love」「Desafinado」「Bang Bang」などの表情が異なる曲へ進み、最後にヘイター・ペレイラのスコアへ耳を向けると、映画全体を音楽で支える構造が見えてきます。
曲を探すときは、邦題だけでなく英題、アーティスト名、アルバム名を一緒に確認し、予告曲や原曲や別カバーと混同しないようにすると、目当ての音源へたどり着きやすくなります。
『ミニオンズフィーバー』の音楽まとめとしては、公式サントラを軸に代表曲を聴き、気に入った曲から原曲へ広げる流れがもっとも自然で、映画の余韻も洋楽の魅力も同時に味わえます。



